久しぶりの更新。明日は大阪でライブで、大阪に向かっている深夜3時。今はよしかずが運転して、隣で杏里が控えてる。まみこは爆睡で、俺は明日のライブ新聞のコラムをたった今書き終え、車内で流れているORANGE RANGEとか、RIP SLYMEとか、KICK THE CAN CREWとか、(DJよしかず)をぼーっと聴きながらこれを書いている。なんだか懐かしいなぁなんて思いながら、しかし「懐かしい」と思うのはちょっと失礼だよなぁとも思いながら、久しぶりに聴く懐かしい音楽に懐かしいという感情を抱くことすら懐かしさを感じながら車窓から見える夜空を眺めている。夜空を眺めていると、過去を思い出したり、未来を想い馳せたり、夜空をドライブしているような気持ちになる。

「タイムマシーンに乗って」という新曲を先日発表した。過去も未来も幻想にすぎない、在るのは今だけだ!とかいつも言いながらも、今回は過去や未来に想いを馳せるような、時間軸として今自分がどこにいるのかよくわからなくなるような、そんな不思議な曲になってるのかも。まあ解釈はみんなに任せる。歌詞にはたくさんの仕掛けがあるから良かったら読み解いてみて。

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未来のことばかり考えて今この瞬間を疎かにしてしまったら本末転倒か。存在するのは今という時間だけだから。しかし、今を大事にすればするほど、回り回って未来のことを考えたりもする。明日は、来年は、10年後は、どうなっているのかな、と。逆に、今を大事にすればするほど、過去の自分に教えてやりたいこともある。ずっとそのままでいてくれ、と願うのは紛れもなく今を大切にできているからなのかな、とも思う。
なんて、堅苦しい話どうでもいい。

興味本位で相対性理論について掘り下げていた昔、高速(光速)で動く乗り物に乗っていたら相対的に未来に行くことができる、ということを知った。つまりこの曲は歪んだ時空を進んでいる乗り物に乗っている曲だ。そんな曲を作ってメンバーに聴かせたら、まみこに「それを表現するにはそのサビのメロディでは伝わらないよ!」と指摘された。「私がサビのメロディ乗せ替えるから、ちょっと待ってて!」と言われ、俺のサビは却下されたのだ。スタジオのロビーで5分間ほどタバコを吸って、スタジオの部屋に戻ったら「新しいサビ」が既に完成していた。とんでもないスピードで出来上がったサビ。まみこっていつもそう。「アイラブユー」の歌詞を俺が書いた時も、歌詞をまみこに送ってから10分ぐらいでメロディが出来上がってた。「1月になったから」のサビもそうだ。あいつのスピード感は紛れもなくタイムマシーンだ。きっとものすごいスピードで動いてるんだろう。たまにまみこの姿が歪んで霞んで見える時もあるし。相対性理論を知り尽くしたまみこの、この上ないメロディになった。ちなみに今は後部座席を独り占めしてすごい角度で足を伸ばしながら爆睡している。きっとタイムワープしてるところなんだと思う。

最後に。サビで「タイムマシーンに乗って〜」ってまみこが歌ってる直後に俺がしてるコーラスがあるんだけど(「夜空をドライブし〜て〜」の直後も同じ)、そこのコーラスで俺は何て言ってるのか、聞き取れるだろうか。

どういうコーラスを入れようか考えていた時、たまたま車に乗っていて、ちょうどバックしていたら、車から「ティントン、ティントン、ティントン(バックするときに鳴る音)」という音がしていて、ああ、これでいっか、と思ってそれに決めた。つまりティントンです。「タイムマシーンに乗って〜ティントンティントン」。

タイムマシーンもバックする時があるはずだ。なんたってタイムワープができるのだから。きっとティントンティントン鳴っていることだろう。